リベッテ ディレッテ (WEBサイト制作の中の人の話)

リベラルアーツとディレクション

業務のしわ寄せはどこに消えるのか

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フリー写真素材ぱくたそ

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労務問題はどこでも尽きない。
おそらく解決している企業はごくわずかであろう。
「36(サブロク)協定」の運用を見直しを検討したのは、
大変よい機会であろう。

私のいるWEB業界は、他業界からみれば、
そんなに仕事があるの?と、聞かれるくらい、
残業が多い業界である。
といっても、マスコミ関連よりはマシかもしれないが。
それは、どんぐりの背比べみたいな話ではあるが。

ここ数年の労務問題の騒ぎ方によって、
変わってきたのが、
WEB制作会社やWEBの代理店のクライアント側。

事業を行っている企業だ。

最近、よく聞く話なのだが、
クライアント側の労働時間の制限があり、
無茶振りや丸投げするケースが非常に増えているという。

今までは丁寧な依頼があったが、
最近は雑な依頼が多いという。
しわ寄せというやつだ。

こういったこともマネタイズしていくことが、
経営者としての理想ではあるが、
現場で起きていることは、ほんの些細なことである。

仕事の総量は効率化の取組みをしない限り、
減ることはない。

制作会社や代理店側の労働時間を増加させることにつながる。

今回の法律上の取組みが強まるほど、
労働時間のスライドは起きてくるだろう。
人員追加をしていても、分業や効率化できるところは限界がある。

人間並みの業務処理能力や理解力をもつ
高性能のペッパー君みたいなものが誕生するようなイノベーションが起きない限りは、
限界を突破することができないだろう。。。

しわ寄せは、どこに消えるのか?

法律でなんとかなることはない気がする。
現場のマネジメントで、
うまいことやれといわれるのだろうか。