リベッテ ディレッテ (WEBサイト制作の中の人の話)

リベラルアーツとディレクション

WEB業界への道は両さんのおかげ

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こち亀が9月の中旬に終わる。
関西編がはじまったあたりから、読まなくなって久しいが、
寂しい気持ちはみんなと一緒である。

私がこち亀を読みはじめたのは、96年ごろ。
小学校高学年同年代の人たちよりも遅いと思う。
私のこち亀に対するファーストコンタクトはアニメである。

キテレツ大百科が96年に終了し、
後番組がこち亀だった。

最初はアニメをみるくらいだった。

こち亀をはじめてコミックスで買ったのは99巻。
当時の最新刊だった。

私がちょうど家族で田舎(九州)に帰る際、
新幹線での暇つぶしにと、買ってもらった覚えがある。

その時の99巻の面白さといったらなかった。
両さんが買ってきたパソコンゲーム「THEカタ屋」というのがあり、
最初はシミュレーションゲームなのだが、
途中からドラクエやFFなどのキャラクターがでてきたり、
パロディ満載のゲームになるというオチ。

これが当時何度も読み返すほど、面白かった。
田舎では10日ほど過ごしたが、
暇すぎて、こち亀を20冊くらい買ってもらった。
99巻から遡り、コミックスを買い始めたのだ。

98巻は、前年(95年)に出たWindows95で火がついたパソコンブームが話題の中心。
話と話の間に、何十とあるパソコン用語の解説集が入るなど、
今思えば特異な巻だった気がする。

私は、なぜかその用語をノートにまとめて覚えていた。
家が裕福ではなかったので、とうていパソコンなどは買ってもらえなかった。
だから用語だけでも覚えたのだ。

そして、田舎から帰った私はすっかりこち亀のファンに。

ついに発売した100巻はインターネットの話から始まる。
インターネットやモバイル機器を使って、
両さんが金稼ぎに奮闘する話だ。
オチはいつものパターンではあったが、
インターネットを駆使する両さんがかっこよかった。

今私はWeb業界にいる。

おそらく、
この両さんが作り上げた
インターネットやパソコンの世界への憧れが
今の自分を作り上げているんだろうと思う。